EdTechを活用した格差解消に向けて
地域格差が拡大しています。
過疎地は人口が減るだけでなく、教育の機会格差も生んでしまうことが懸念されています。
そのような格差を解消するために、EdTechが活用されています。
EdTechを活用して過疎地の格差解消へ
2018年11月22日に文部科学省が発表した「新時代の学びを支える先端技術のフル活用に向けて ~柴山・学びの革新プラン~」において、
教師を支援するツールとしてEdTechの活用を推進することを明言しました。
本プランは、
1.遠隔教育の推進による先進的な教育の実現
2.先端技術の導入による教師の授業支援
3.先端技術の活用のための環境整備
の3点を政策の柱とし、先端技術の活用によりすべての児童生徒に対して質の高い教育を実現することを目指します。
過疎地域における教員不足の問題を解決するために、テクノロジーが利用されます。
同発表の中で、ICTを活用した遠隔授業の事例が挙げられています。
SDGsにおけるEdTechの活用
SDGs(持続可能な開発目標:通称「グローバルゴールズ」)とは、世界の貧困格差や不平等などの解消を目指して国際連合が2015年に設定したものです。
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。
目標4(教育)に「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する」という記載があります。
地域や性別間、障がい者等の教育格差解消を無くすために多様なレベルの教育にアクセスできること、雇用時のスキル習得が求められています。
ここでの課題を解決するためにEdTech(教育ICT)の活用が期待されています。
株式会社富士通総研はEdTechの活用により、世界の教育格差の是正を目指しています。
まとめ
国内外では依然として様々な格差に関する問題があります。
それらの格差の解消に向けて、EdTechを活用した様々な取り組みが行われています。